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破綻SFCG、元会長周辺に資産次々と流出

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2009年5月20日(水) 15時08分

破綻SFCG、元会長周辺に資産次々と流出

経営破綻し、東京地裁が破産手続きの開始を決定した商工ローン大手「SFCG」(東京都中央区)。簿価で約2,670億円相当の貸し出し債権などの流出が破産管財人の調査ですでに判明しているが、債務者から担保として預かっていた土地や建物も、親族会社に格安で売却させるなど、新たな疑惑が浮上した。


破綻前から始まっていた、一連の資産流出疑惑を検証する。


担保売却◆


「市場価格で売れば、SFCGはもっと多くの金額を回収できたのに……」


都内の不動産会社社長は昨年12月、SFCGの融資担当者から理不尽な要求を突き付けられた。融資担保として差し入れていた、東日本にある5階建てビルの売却話。創業者の大島健伸元会長(61)の親族会社に1,000万円で売却するよう迫られた。不動産会社社長は2,500万円でビルの買い手が見つかっていたため、新たな返済計画を示して断ったが、認められなかった。


社長は「仕方なく要求に応じるしかなかった」と、あきらめ顔だ。当時の融資残高は約5,000万円。ビルの所有権が変わり、抵当権なども外れたが、残高が実際にどうなったかは今も不明だ。


元SFCG幹部は「昨年秋ごろから、担保物件を親族会社に売却する要請が始まった。同じようなケースは多数ある」と明かす。その一方で、「当時の経営陣はいずれ経営が行き詰まることを予想していた。破綻後、担保不動産が債権者に分配されることを防ぐため、親族会社に移したのではないか」と指摘した。


◆お手盛り◆


都内の高級住宅街、渋谷区松濤地区にある大島元会長の自宅。約1,900平方メートルの広大な敷地内に、地上2階、地下2階の住宅と、道場を備えた2階建ての体育館が立つ。最近も、朝から高級車が出入りする。


登記簿や破産管財人によると、所有者は元会長の妻が代表取締役(今年1月に退任)を務める不動産管理会社。SFCGは、社員研修所の名目で月1,525万円の賃貸料を不動産管理会社に支払っていた。


ところが、SFCGが金融機関から資金調達ができなくなった直後の昨年10月、賃貸料が2倍の3,150万円に引き上げられ、支払いは今年1月まで続いた。


破産管財人の調査では、元会長宅の光熱費や警備費、月約30万円の飼い犬の餌代までも、会社が負担していたことも判明。「自分の月給が犬の餌代よりも少なかったなんて……」。元社員は嘆いた。


元会長の月額報酬も昨年8月、2,000万円から一気に9,700万円に引き上げられた。当時の役員報酬は、定款で総額月1億円が上限。破産管財人によると、副社長以下7人の月額報酬は約30万円になったという。


同社関係者によると、大島元会長は、都内の関係会社内で活動を再開しているという。一代で企業上場を果たした創業者のモラルを疑うような多くの行為について、破産管財人らによって責任追及が始まろうとしている。

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2009年5月20日(水) 15時08分

破綻SFCG、元会長周辺に資産次々と流出

経営破綻し、東京地裁が破産手続きの開始を決定した商工ローン大手「SFCG」(東京都中央区)。簿価で約2,670億円相当の貸し出し債権などの流出が破産管財人の調査ですでに判明しているが、債務者から担保として預かっていた土地や建物も、親族会社に格安で売却させるなど、新たな疑惑が浮上した。


破綻前から始まっていた、一連の資産流出疑惑を検証する。


担保売却◆


「市場価格で売れば、SFCGはもっと多くの金額を回収できたのに……」


都内の不動産会社社長は昨年12月、SFCGの融資担当者から理不尽な要求を突き付けられた。融資担保として差し入れていた、東日本にある5階建てビルの売却話。創業者の大島健伸元会長(61)の親族会社に1,000万円で売却するよう迫られた。不動産会社社長は2,500万円でビルの買い手が見つかっていたため、新たな返済計画を示して断ったが、認められなかった。


社長は「仕方なく要求に応じるしかなかった」と、あきらめ顔だ。当時の融資残高は約5,000万円。ビルの所有権が変わり、抵当権なども外れたが、残高が実際にどうなったかは今も不明だ。


元SFCG幹部は「昨年秋ごろから、担保物件を親族会社に売却する要請が始まった。同じようなケースは多数ある」と明かす。その一方で、「当時の経営陣はいずれ経営が行き詰まることを予想していた。破綻後、担保不動産が債権者に分配されることを防ぐため、親族会社に移したのではないか」と指摘した。


◆お手盛り◆


都内の高級住宅街、渋谷区松濤地区にある大島元会長の自宅。約1,900平方メートルの広大な敷地内に、地上2階、地下2階の住宅と、道場を備えた2階建ての体育館が立つ。最近も、朝から高級車が出入りする。


登記簿や破産管財人によると、所有者は元会長の妻が代表取締役(今年1月に退任)を務める不動産管理会社。SFCGは、社員研修所の名目で月1,525万円の賃貸料を不動産管理会社に支払っていた。


ところが、SFCGが金融機関から資金調達ができなくなった直後の昨年10月、賃貸料が2倍の3,150万円に引き上げられ、支払いは今年1月まで続いた。


破産管財人の調査では、元会長宅の光熱費や警備費、月約30万円の飼い犬の餌代までも、会社が負担していたことも判明。「自分の月給が犬の餌代よりも少なかったなんて……」。元社員は嘆いた。


元会長の月額報酬も昨年8月、2,000万円から一気に9,700万円に引き上げられた。当時の役員報酬は、定款で総額月1億円が上限。破産管財人によると、副社長以下7人の月額報酬は約30万円になったという。


同社関係者によると、大島元会長は、都内の関係会社内で活動を再開しているという。一代で企業上場を果たした創業者のモラルを疑うような多くの行為について、破産管財人らによって責任追及が始まろうとしている。

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